大阪市阿倍野区の心療内科・精神科・児童精神科
あべのこころの診療所
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統合失調症の症状として、妄想や幻覚、自我意識の障害が起こります。誰かに危害を加えられる、他人から監視されているといった考えが、強い恐怖や不安を伴って感じられます。幻聴が聞こえることもあり、自分の悪口を言っている声や、自分の考えていることが声になって聞こえたりします。頭の中で、思ってもいない考えがひとりでに浮かび上がってくるように感じます。他の人の考えが頭に入ってくる感じや、自分の考えが他の人に知れ渡っているように感じることもあります。
統合失調症は、決して珍しい病気ではありません。また、早期の治療開始により、症状がほぼ消失し、ごく普通の会社員として仕事をしている方も多数おられます。新しい薬や治療法の開発が進んだことにより、多くの患者さんが、問題なく日常生活を送れるようになっています。ただし、この病気も早期発見、早期治療により、その後のコントロールもしやすくなります。中には、全く症状が出なくなる人もいますが、症状がなくなったからといって、自己判断で服薬をやめてしまうと、再発することも多いので注意が必要です。糖尿病や高血圧などの生活習慣病と同じく、気長に病気を管理していくことが大切です。
(1)妄想
妄想は、周囲のささいな出来事や他人の行動や言葉を自分に関係づける関係妄想が特徴的です。誰かに危害を加えられるという被害妄想や、他人から監視されているという妄想となることもあり、強い恐怖や不安を伴います。妄想が始まる前に、周りの世界が何か変わった感じがして、不気味な不安感として感じられたり、出来事に異常な意味づけがされたりします。
(2)幻覚
幻覚は、幻聴が聞こえることが多く、他人の声が聞こえて、悪口や命令、脅迫など悪意ある内容が多いです。自分の行動や考えを実況解説するような声や、複数の声が話し合って自分のことを噂していたり、自分の考えていることが声になって聞こえることもあります。
(3)まとまりのない話し方
自我意識の障害がしばしば認められます。思ってもいない考えがひとりでに浮かび上がってくるように感じます。他の人の考えが頭に入ってくる感じや、自分の考えが他の人に知れ渡っている、考えが抜き取られてしまったような感覚を伴うこともあります。そして、他人の意思であやつられているように感じることもあります。会話をしても話のつながりが悪く、脈絡なく話の内容が飛躍するようになります。症状が強いと、思考が支離滅裂となり、話が無意味な言葉の羅列となって、会話として意味をなさなくなります。
(4)ひどくまとまりのない行動
行動も、突然激しく興奮して暴力的になったり、意識はあるのに全く無反応になったりします。同じ動きを繰り返したり、動かそうとしても固い姿勢を保ったままになったり、他人の言葉や動作を真似したりするような動作は、緊張病性の行動と言われます。
上記の症状、特に妄想や幻覚などを陽性症状と言います。陽性症状は、急性期に強く出現します。治療によって急性症状が改善した慢性期には、陰性症状が中心になります。
(5)感情がわかず、意欲が低下
陰性症状として、喜怒哀楽の感情をあらわすことが減り、表情も乏しく、声も単調になります。周囲に無関心になり、冷淡な様子に見えます。意欲が低下して、仕事や学業に積極的でなくなり、日常生活が不規則になって、終日臥床して過ごすこともあります。
結果的に、外界の現実的世界との関わりがなくなり、社会的なひきこもり状態になることもあります。認知機能の低下も起こります。思考力が低下する結果、会話が少なく、内容も乏しくなります。
発症してから仕事や社会生活がうまくできず、急性期を含めて、症状が6ヶ月以上続いている。
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