大阪市阿倍野区の心療内科・精神科・児童精神科
あべのこころの診療所
〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋5丁目2-9 ラグランデル1階
谷町線阿倍野駅5番出口徒歩4分、大阪シティバス阿倍野筋5丁目徒歩2分
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~12:00 | ● | ─ | ● | ● | ● | ● | ─ |
13:00~16:00 | ● | ─ | ● | ● | ● | ● | ─ |
全般性不安障害は、毎日の生活の中で漠然とした不安や心配を慢性的に持ち続ける病気です。
ただ心配しているだけなら良いのですが、尽きることない不安と心配のために徐々に身体症状や精神症状が現れるようになり、不安が悪循環していきます。全般性不安障害の患者さんが抱える不安は、持続的で程度も過剰であり、本人が思うようにコントロールできません。自分や家族に何か恐ろしいことが起きるのではないかと絶えず心配し、そわそわと落ち着かず、些細なことにも常に過敏に反応してしまうため、物事に集中することができません。そして、症状が進むと、睡眠や毎日の生活にも障害をきたし、日常生活をこなすことが困難になってしまいます。
原因はまだはっきりとは分かっていませんが、神経質の性格や遺伝的要因、今直面しているストレス状態や自律神経の障害などが発症の原因のひとつだと言われています。
パニック障害や社交不安障害は、苦手な状況がはっきりとしています。しかし全般性不安障害では不安を感じる範囲は非常に広く、日常に起きる生活のすべてになります。家庭、会社、学校、近所づきあいをはじめ、地震などの天災、海外での戦争など、自分に関係するものだけに限らず、あらゆるものが不安を覚える対象になります。全くあり得ないようなことを心配しているのならば周りも病気と思うでしょうが、不安が日常生活に散らばっていることから、「他のひとよりも心配性」や「ちょっと神経質」と思い込んでしまい、病的な不安とは受け取られないのです。患者さん自身も、「自分は心配性な性格」と思っていることも少なくありません。
全般性不安障害という病気の名称やその症状については、これまであまり知られていなかったため、治療を受けていない方も多いようです。また、病院に行っている方の場合でも、自律神経失調症や更年期障害と診断され、全般性不安障害の患者さんとしての治療の機会を逃していることもあるようです。
全般性不安障害は発病すると、うつ病、パニック障害、社会不安障害などを併発する可能性が高くなるといわれておりますので、全般性不安障害の症状が現れている場合は、早めに受診することをお勧めします。
強すぎる不安や心配がコントロールできず、心と体が悪循環してしまって心身の症状にあらわれてしまいます。
・身体症状
頭重、頭の圧迫感や緊張感、しびれ感
そわそわ感
もうろうとする感じ
めまい感、頭がゆれる感じ
自分の身体ではないような感じ
身体の悪寒や熱感、手足の冷えや熱感
全身に脈拍を感じる
便秘や頻尿
・精神症状
些細なことで不安になる
注意散漫な感じ
記憶力が悪くなる感じ
根気がなく疲れやすい
イライラして怒りっぽい
小さなことが気になる
悲観的になり、人に会うのが煩わしい
寝つきが悪く、途中で目が覚めやすい
基本的には薬物療法と精神療法の二つの治療方法があります。抗不安薬を用い、不安感や症状と関連のある普段の生活の上での悩みやストレスについて、相談していただきアドバイスをさせていただくといった形で進めていきます。薬についても依存性の高いものは最小限にとどめていきます。うつ症状もみられるばあいは抗うつ薬を用いることもあります。深呼吸や有酸素運動なども有効ですので、ご自身で行える方法も合わせてお話をさせていただきます。お薬についても、強制的に服用を勧めることはありません。きちんと相談をし、納得をしていただいたうえで、治療を進めていきます。
お電話でのお問合せ・ご予約
<受付時間>
9:00~12:00/13:00~16:00
※火曜・日曜・祝日は除く
フォームは24時間受付中です。お気軽にご連絡ください。
〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋5丁目2-9 ラグランデル1階
谷町線阿倍野駅5番出口徒歩4分、大阪シティバス阿倍野筋5丁目徒歩2分
(駐車場:近隣のコインパーキングをご利用ください)
9:00~12:00/13:00~16:00
火曜・日曜・祝日